中国版のvivo vivo X70 Pro+を海外から輸入しましたので、使用感やカメラについてレビューしていきます。
目次
X70proシリーズにはドイツの光学機器製造会社のZEISSの「T*レンズコーティング」が施されたレンズが搭載されています。また、vivo独自に制作した「V1」イメージングチップを搭載しており、ノイズ低減や映像処理が向上しています。他社スマホにもカメラ、レンズメーカーと提携したスマートフォンが発売されていますが、X70Pro+は一歩先を行く完成度となっています。
最近では環境保護という流れで各社コンパクトな外箱になる傾向がありますが、vivoは大きめの高級感ある箱となっています。
カメラ特化をアピールしている機種だけあって、開封した瞬間に大きなカメラ部分が目を引くパッケージになっています。
内容物は、本体、ケース、USB typeCケーブル,イヤホン、66W充電器、説明書、SIMピンとなります
上から順に超広角、広角、ポートレート、望遠ペリスコープとなります。
上部のフレーム部分はちょっとしたアクセントとなるデザインが施されています。
「PROFESSIONAL PHOTOGRAPHY」とある通り、カメラに力を入れている端末だとわかります。黒い●の箇所は赤外線センサーです。リモコンアプリをインストールすることで、赤外線リモコンの代わりとして使用することも可能です。
スピーカーホール、TypeC端子、マイク、SIMトレイの並びになっています。
上下背面は保護できますが、側面は保護できません。ハードな運用する方は市販のケースを買うのをお勧めします。
ケースの質感もプラスチック感が強く安っぽくなってしまいます。
AMOLED LTPO ディスプレイを採用しており、120Hzの高リフレッシュレート対応となっています。
このディスプレイはSamsungの最新E5有機ELディスプレイなので、発色も非常に良いものになっています。
比較参考 X70 Pro+、iPhone13 pro、Galaxy zFold3
手持ちノーマル ZEISSフィルタ
ZEISSフィルタ撮影では目で見ている景色と同じような色で表現してくれています。落ち着いた色が好みの方はZAISSフィルタでの撮影を楽しむのがいいかもしれません。
手持ち 夜間モード
比較参考 iPhone13 pro、Galaxy zFold3
この3機種の中では、X70 pro+が一番きれいに撮れていると感じました。
Galaxy Z Fold3は全体的に明るく撮影できていますが、全体的に白飛びしている印象です。iPhone13proもぱっと見綺麗に見えますが、手前の樹木がきれいに描画できておらず、黒くつぶれてしまっているところが多くなっています。
その他作例
簡単にですが、接写撮影も紹介します。
購入した端末は ROM8G/RAM256GBバージョンとなります。
概要 | 詳細 |
サイズ | 164.5 x 75.2 x 8.9 mm |
重さ | 213g |
ディスプレイ | 6.78インチ E5 AMOLED LTPO Display 解像度:3200×1440 |
RAM | 8GB/12GB |
ROM | 256GB/512GB |
カメラ | リアカメラ 50MP Ultra-Sensing GN1 Sensor with OIS 48MP Ultra-Wide Gimbal Camera 12MP OIS Portrait+8MP OIS Periscope フロントカメラ 32MP |
通信 | Dual SIM(nano SIM) 5G Band n1/n3/n5/n8/n28/n38/n40/n41/n77/n78 |
バッテリー | 4500mAh |
Snapdragon 888+が搭載されており、Androidスマートフォンの中では最高の性能となっています。
Geekbench Scoreでは、シングルコアスコア 1099点、マルチコアスコア3258点となっています。
※参考 Samsung Z Fold3 Snapdragon 888搭載
シングルコア、マルチコアともに、 Snapdragon 888 よりも性能アップしています。
vivo X70 Proシリーズは、VoLTE非対応となっています。
3G回線での通話に対応していない回線を契約している方は通話端末として使用できないので注意が必要です。過去vivo端末ではVoLTE有効化方法がありましたが、X70Proでは現時点で成功していません。
・Docomo 5Gプラン回線(ギガホ、ahamo)
・KDDI au回線 (povoもNG)
これまでのvivo端末は、PCを使ってVoLTE有効化できていましたが、X70Pro +では現時点で有効化できていません。
ドコモの4G契約SIM、ソフトバンクSIM(Ymobile,LINEMOも含む)だと3G回線ではありますが通話は可能です。
5G対応DualSIM端末ですが、VoLTE非対応のため、メイン端末として運用するのは厳しいです。
初期状態ではGoogleサービスがインストールされていないため、別途Playストアをインストールする必要があります。APKpureなどでAPKをDLしてからインストールしましょう。
今回購入したのは中国版であるため、システムの一部が中国語で表示されます。完全な日本語に対応していません。
端末標準搭載テーマや中華アプリ通知が中国語で表示されることがあります。
ディスプレイの電源をOFFにしているときに通知が機能しない場合があります。
カメラ機能の評判が良いvivo端末ですが、購入したのは今回が初めてでした。
中国版端末ということもあり、セットアップなどに多少癖のある端末ですが、スマホカメラ好きには満足のできる1台になるのではないかと思います。また、X70シリーズからは防水にも対応しているため普段使いしやすい仕上がりになっているのではないでしょうか。
今後も星空撮影など紹介できる機会があれば記事にしていきたいと思います。